それでも花は咲く


■花木、果樹に興味をもちはじめる(2002年4月-2002年12月)
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千葉県、某所の団地風な造りの社宅の2階。
ここのベランダはウナギの寝床のように奥行きが狭かった。

ワイルドストロベリー ※ワイルドストロベリーの実/2002.6.1撮影
熟す端から鳥に食べられてしまった。


ワイルドストロベリーは、ハーブの種苗業者からサービス品として届いたもの。「食べられるんか」と原人が異様な興味を示した。

病害虫に恐れをなして、クスリを使うようになっていたので、食べられるものを育てるのは避けていたのでとまどった。

だが、ここのベランダはフェンスが鉄柵で風通しが良く、ほとんど病害虫が出なかった。恐れるべき「敵」は他にいたのである。


クランベリー ※クランベリーの実/2002.5.2撮影
和名ツルコケモモ。ツツジ科の常緑小低木。


「食えるもんを育てろ」という原人の言葉で、果樹を育てることを決め、迷いに迷って購入したのがクランベリー。名のとおり、鶴の首に似たかわいい花を咲かせ、たわわに実もつけた。

しかし、「風通しがいい」ということは、「見通しもいい」ということなのである。
赤く色づいた実ものは、鳥たちの格好の餌食となってしまった。彼らは、食したものを速やかに消化するらしく、後に、歓迎できかねる「落とし物」もしてくれる。以来、我が家のベランダで実モノは厳禁となってしまったのである。


ヘーベ ※ヘーベ ( Hebe spp. ) /2002.5.12撮影
ゴマノハグサ科の常緑低木で原産はオセアニア。


草花園芸をひと通り経験し、興味は花木へと移っていった。なんと言っても、樹木は丈夫である。草花と違ってすぐに萎れたりしない。

季節ごとに草花を植え替えるのではなく、季節を通して園芸を楽しみたいと思うようになってきた。

常緑や落葉の花木と、そこに少しの彩りを添える控えめな山野草風の花。
次第に、自分の園芸のスタイルが見えてきたような気がしていた、のだが、、。


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