■行き着くところはやはりバラなのか(2003年1月-) 千葉県、某所の団地の4階。この集合住宅に持ち家を構えることになった。 ベランダは決して広いとは言えないけれど、ここを身の丈の場所としてこれからも園芸を楽しんでいきたい。 ※バタースコッチ ( Butterscotch ) クライミングローズ/2002.5.4撮影 昨年、千葉県に引っ越してきた。 たまたま、京成バラ園の近くだったので、せっかくだからということでバラを見に出かけた。 初夏のバラ園には満開のバラが咲き競っていた。手に入れたばかりのデジカメで、バシャバシャと闇雲に写真を撮りまくる。バラの名前なんか、てんで気にしていなかった。 ※セントセシリア ( St. Cecila ) イングリッシュローズ/2002.5.23撮影 美しい花型で、香りのとても良いバラがあったので、株元に立てられた名札も撮っておいた。その名は、セントセシリアと読めた。 この時は、まだ、これっぽっちもバラを育てる気はなかった。それを証拠に、バラ園併設のガーデンセンターでお土産にと買ったのは、エゴノキの盆栽だったのである。 帰宅してから、あの素晴らしかったセントセシリアについて調べようとしたのだが、自分の持っている園芸の本には載っていなかったので、そのまま忘れてしまっていた。 ※青みがかったバラ/2002.5.23撮影 秋バラのシーズンが始まり、またバラを見に出かけた。エントランスの近くに、見たことのない茶赤っぽい花色をしたバラが列植されていた。 名札には、コーヒーオベーション ( Coffee Ovation ) とある。とにかく、ものすごく気になった。渋い花色がいい。とてつもなくいい。 バラは、病気にかかりやすいし、虫もたくさんつく。だから「バラはやらない」と決めていたのである。興味もなかったし、欲しくもなかったのである。でも、、、。 結局、「京成バラ園の近くに来たのも何かの縁だ」という原人の後押しもあって、遂に、はじめてのバラを連れて帰ることになった。 ※ザ・ナン ( The Nun ) イングリッシュローズ/2002.11.4撮影 バラを手に入れて後、バラのことを詳しく調べるようになった。すると、インターネット上には、バラに魅せられた人々のページが数限りなくあるではないか。 秋にバラ園に行った際に、気に入ったバラの名は、ペルディータとザ・ナン。 ホームページを検索するうちに、春のセントセシリアを含め、これらは皆、イングリッシュローズという種類のバラだということを知った。そして、バラをベランダで育てている人たちがたくさん居ることも。 こうして、我が家にアンブリッジローズ( Ambridge rose )とデンティベス( Dainty Bess )がやってくることになった。 幹だけだった大苗は、春を迎えて芽を吹き、勢いよく葉を茂らせつつある。小さな蕾も見えてきた。果たして、どんな花を咲かせてくれるのだろうか。 ( 2003.04.10 ) |
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